【機能】
骨の形成に欠かせないカルシウム、リンの吸収に関与。
【性質】
脂溶性
【一日の摂取基準量】
成人男性:5μg/成人女性:5μg/上限:50μg
(概要)
骨の形成に必要不可欠なカルシウムとリンの吸収をサポートするのがビタミンDです。
ビタミンDは、肝臓と腎臓で活性型ビタミンDという形に変換され、腸内でカルシウムやリンの吸収に関与します。
これらのミネラルの吸収率を高めるだけでなく、カルシウムの量が多ければ骨に蓄積し、少なければ骨を溶かして必要な場所に送る、というふうに、ミネラルの量もコントロールします。
ビタミンDが欠乏すると、骨がもろくなり、幼児ならば、背骨が曲がってx・O脚となるなど、成長障害に陥る恐れもあります。
また、体内でのカルシウムの活用がうまくいかず、骨粗鬆症を招いたり、イライラの原因になったりもします。
ただし、過剰摂取は禁物。
吐き気、下痢、脱水症状になるうえ、高カルシウム血症を起こします。
血管壁にカルシウムが付着して、機能障害になってしまうこともあるのです。
【こんな人におススメ!】
□虫歯になりやすい
カルシウムは歯の形成に欠かせません。
ビタミンDが不足すると、体内での調整がうまくできず、虫歯になることがあります。
□夜型の生活をしている
ビタミンDは、日光を浴びることで体内でも作り出されますが、夜型の生活では、体内の生成がうまくいきません。
□なぜかイライラする
ビタミンDが不足すると、カルシウムの神経伝達の働きがうまくいかず、イライラの原因になります。
□妊娠している
妊娠中は胎児の骨が成長するため、母体のカルシウムが大量に使われます。
より効率的にカルシウムを活用するためにビタミンDの摂取が効果的です。
□骨粗鬆症が気になる
ビタミンDが不足すると、体内でのカルシウム活用がうまくいかず、骨粗鬆症の原因になります。
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