【機能】
エネルギーを作り、高血圧を予防する
【性質】
-
【一日の摂取基準量】
成人男性:2,000mg/成人女性:1,600mg/上限:-
(概要)
体液の主成分であるカリウムとナトリウム。
カリウムは細胞外で、ナトリウムは細胞内で、それぞれ一定の濃度を保つことで、細胞の浸透圧を維持しています。
カリウムはナトリウムの量を調節する働きをします。
細胞内のナトリウム濃度が上がると、水分とともに細胞の外へと出します。
その際、腎臓に再吸収するのを防ぎ、尿として排泄させます。
また、細胞内の酵素反応を調節する役割を持ち、筋肉でのエネルギー作りにも貢献しています。
カリウムが不足すると、体内のナトリウム量が増え、高血圧を引き起こしてしまいます。
さらに、筋肉でのエネルギー供給が破綻し、筋力が低下したり、痙攣を起こしたりもします。
カリウムは汗とともに体外へ出てしまうので、特に夏場に運動をするときには注意が必要です。
【こんな人におススメ!】
□高血圧気味である
細胞外のカリウムと、細胞内のナトリウムは、それぞれ一定の濃度に調整され、細胞の浸透圧を保っていますが、カリウムが不足すると、そのバランスが崩れ、ナトリウム過多の状態となり、高血圧が引き起こされます。
□夏ばてになりやすい
カリウムは汗とともに体外に排出されます。
カリウムはエネルギー作りがスムーズに行えるように働くため、不足するとエネルギー変換がうまくいかず、脱力感、筋力の低下が生じます。
夏場には汗とともにカリウムが排出されやすくなり、夏ばてが起こりやすくなります。
□心臓が弱い
カリウムが不足し、高血圧気味になると、心臓に多くの負担がかかります。
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