東京渋谷のBunkamurザ・ミュージアムで開催されている「だまし絵展」に行ってきました。
額縁から逃げ出そうとしている少年の絵や絵の中に絵がある絵、など興味深い作品の数々。
中でも傑作は、パトリック・ヒューズのリヴァースペクティブ(reversepective)と呼ばれるシリーズの1点「水の都」と題された作品。
表面の凹凸を巧みに利用して、3Dのような不思議な効果を生み出しています。
本展覧会の最後のほうにある作品で、多くの人が立ち止まって、その不思議さに感銘を受けていました。
自分が移動すると絵の中の建物もそれにつれて見え方が変わっていくのでまるで本物の風景を見ているよう。
近づいていくと漸く種明かしとなるわけですが、種は分かっても、再び遠くから見るとやっぱり不思議。
中には、擬似的な3D体験に「気持ち悪くなった」「めまいが…」などの症状を訴える人も。
非常に興味深い作品だったので、その見え方をムービーに起こしてみました。
リヴァースペクティブ
仕組みはこうなっています。
実際に見てみないとこの3D感は分からないと思いますが、発想の種としてはとても参考になると思います。
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