【機能】
酵素と強力しながら、糖質をエネルギーに変える。
【性質】
水溶性
【一日の摂取基準量】
成人男性:1.4mg/成人女性:1.1mg/上限:-
(概要)
日本人に特に重要な栄養素がこのビタミンB1です。
米食が中心の日本人は、糖質の取り込みが多くなり勝ち。
ビタミンB1には、糖質を分解し、エネルギーに変える働きがあります。
不足すると、エネルギー変換がうまく行われず、乳酸などの疲労物質がたまり、だるさや疲労感につながります。
体内で糖質をエネルギーに変えるとき必要になる酵素を、しっかりと機能させるために不可欠な補酵素がこのビタミンB1なのです。
また、ビタミンB1が分解する糖質は、脳の唯一のエネルギー源です。
不足すると、たちまち脳がつかさどる体の各部に狂いが生じ、神経質になったり、集中力や記憶力が低下したりします。
食欲不振や筋肉痛、脚気なども、多くはビタミンB1不足が原因です。
ビタミンB1は脳や神経に働きかけ、中枢神経や末梢神経を正常な状態に保っているのです。
菓子やアルコールなどの糖質を摂り過ぎると、ビタミンB1が欠乏してしまうので、注意が必要です。
【こんな人におススメ!】
□疲れやすい
ビタミンB1は、疲れの元となる乳酸のお掃除役。
不足すると、疲れとなってあらわれます。
□お酒を飲む機会が多い
アルコールを分解するためにビタミンB1が使われるため、普段より多く必要となってきます。
□イライラやストレスを感じやすい
ビタミンB1が補給されないと、糖質が脳でエネルギー化されず、体の中枢神経がうまく働かなくなります。
□甘いものやご飯が好き
デザートなどの糖分は、ビタミンB1がないとエネルギーにならず、脂肪になって蓄積されます。
ビタミンB1が不足すると、肥満の原因となります。
□夏バテになりやすい
ビタミンB1は水溶性のため、多めに摂取した分は汗や尿などの形ですぐに体外に排出されます。
夏に汗をかくと、それだけ多くのビタミンB1が排出され、食欲不振や疲労感の原因となります。
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