【機能】
強力な抗酸化作用で、過酸化脂質ができるのを防ぐ。
【性質】
脂溶性
【一日の摂取基準量】
成人男性:8~9mg/成人女性:8mg/上限:600~800mg(α-トリフェロール当量)
(概要)
末梢血管を広げて血行を促進させ、同時に自律神経を整えてくれるのが、ビタミンEです。
血行がよくなるので、冷え性や肩こり、腰痛を改善できます。
また、生理痛や生理不順にも有効です。
強力なサビ止め効果(抗酸化作用)は特に注目されています。
鉄が酸化によってサビるように、人間の体も年齢とともにサビていきます。
原因は、活性酸素と呼ばれる物質。
呼吸によって体内に入った酸素が変化したもので、細胞の膜を酸化させ、傷つけます。
それが増えると老化が進みます。
これを食い止めるのがビタミンEの力。
活性酸素にいち早く結びつき、酸化をストップさせます。
血中のHDL(善玉コレステロール)の酸化も防ぐので、動脈硬化にも威力を発揮します。
「血管の掃除人」と呼ばれるように、血液をサラサラにしてくれます。
生活習慣病の予防に非常に有効な栄養素なのです。
不足すると、過酸化物質ができやすくなり、細胞の老化が進み、生活習慣病のリスクが増加します。
摂り過ぎによるリスクは余りありませんが、600mg以上摂取すると、体に悪影響が出る恐れがあると言われています。
生活習慣病が気になる方は、100~300mgほどの摂取が効果的です。
【こんな人におススメ!】
□シミやそばかすができやすい
ビタミンEが不足していると、活性酸素で細胞が傷つき、シミやそばかすの原因になります。
□肩こり、冷え性がひどい
毛細血管を広げる働きのあるビタミンEがなくなると、血流が悪くなり、肩こりや冷え性の原因に。
□ストレスを感じている
活性酸素はストレスによっても発生するもの。
ビタミンEは体内で酸化を防ぎます。
□生理不順である
脳下垂体にはたらきかけ、女性ホルモンの作用を助けるので、生理不順を解消します。
また、不妊症にも効果が期待されます。
□老化が気になる
活性酸素の増加により、老化が促進されます。
ビタミンEは、活性酸素と結びつき、体の酸化をストップします。
□動脈硬化や心筋梗塞などが気になる
ビタミンEは、血中のHDL(善玉コレステロール)の酸化を防ぎ、血液をサラサラにし、動脈硬化に威力を発揮します。
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