【機能】
胆汁の分泌を促進して肝機能を改善する
(概要)
ウコンは、アジア原産のショウガ科の多年草。
カレー粉として使用され、洋名ターメリックとも呼ばれています。
中国から琉球王国に伝えられ、現在でも日本では沖縄県が主産地です。
ウコンは、胆汁の分泌を促進したり、解毒作用を発揮することで肝臓の機能を助け、身体機能を改善する栄養素として注目されています。
その働きを担うのが、主成分であるクルクミンです。
肝臓の機能が低下すると、アルコールの分解機能が低下し、胆汁の分泌が悪くなります。
すると、それがさらに肝臓の負担となり、肝機能を低下させるという悪循環に陥ります。
クルクミンは、肝臓の解毒作用を強める作用と、胆汁の分泌促進、両方に効果を発揮します。
また、胆汁の主成分である胆汁酸を作り出すのにコレステロールが使われるため、胆汁の分泌が活発になれば、コレステロールがより多く消費されます。
その分だけ、体内コレステロールも減ることになるのです。
さらに、ウコンの精油成分には抗酸化作用もあり、動脈硬化の予防にもつながります。
クルクミンの抗ガン作用も近年注目されています。
現在までのところ、皮膚ガン、大腸ガン、肺ガン、前立腺ガンに対する抑制効果が分かっています。
胃潰瘍の原因となるピロリ菌の除去作用や、病原性大腸菌に対する殺菌作用も明らかになっています。
【こんな人におススメ!】
□お酒の摂取量が多い
アルコールは肝臓の機能低下を招きます。
肝臓の機能が低下すると、胆汁の分泌が悪くなり、さらに肝臓の機能低下につながります。
ウコンは、胆汁の分泌を促進したり、解毒作用を発揮することで肝臓の機能改善の役割を担います。
□胃腸が弱い
ウコンは、胃潰瘍の原因ともなるピロリ菌の除去作用や、病原性大腸菌への殺菌作用があります。
また、昔から胃を丈夫にする生薬として使用されています。
□肝機能を向上させたい
ウコンは胆汁の分泌を促進することで、肝機能の改善する働きがあります。
□ガンが気になる
最近では、ウコンの主成分であるクルクミンに抗ガン作用があると注目されています。
□動脈硬化が気になる
ウコンの精油成分には抗酸化作用があるので、動脈硬化の予防につながります。
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