【機能】
近年の食事では不足しがち。骨のために積極的摂取が必要。
【性質】
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【一日の摂取基準量】
成人男性:650mg/成人女性:600mg/上限:2,300mg
(概要)
カルシウムは、体内で貯蔵カルシウムと機能カルシウムに分かれます。
99%が貯蔵カルシウムとして骨や歯に留まり、残りの1%が機能カルシウムとして血液中に溶け込んでいます。
機能カルシウムは筋肉を動かす時に使われる他、血液凝固や精神安定のために働きます。
機能カルシウムが不足すると、骨にある貯蔵カルシウムが放出され、血液中のカルシウムが一定に保たれます。
したがって、カルシウム不足が続くと、骨のカルシウムが減り、骨軟化症や骨粗鬆症を引き起こしてしまうのです。
カルシウムは腸で吸収されますが、100%吸収されるわけではありません。
食品によっても吸収率は変わります。
牛乳で50%、小魚で30%、緑黄色野菜で20%です。
近年の食事ではカルシウム不足の傾向がありますので、積極的な摂取が必要です。
【こんな人におススメ!】
□よく足がつる
カルシウムは筋肉の収縮に必要不可欠。
不足すると、収縮がうまくいかず、足がつったり、ピクピクしたりします。
□ストレスが多く、イライラしがち
細胞同士の情報伝達物質の働きがうまくいかないと、神経が過敏になり、イライラのもとになります。
□骨や歯が弱い
カルシウムは骨と歯の構成成分。
不足すると、骨や歯が弱くなります。
□高齢である
特に女性は閉経が過ぎると、骨量が激減し、骨がもろくなります。
□骨粗鬆症が気になる
血中カルシウム濃度が低下すると、体内では骨のカルシウムを使ってその分を補おうとします。
このような状態が続くと、どんどん骨はもろくなってしまいます。
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