【機能】
血液中にあるヘム鉄が全身に酵素を運んでくれる。
【性質】
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【一日の摂取基準量】
成人男性:7.5mg/成人女性:6.5(10.5※月経時)mg/上限:40~55mg
(概要)
鉄は体内に一番多くある金属元素です。
成人で約4gの重量があります。
鉄もカルシウムと同じく、機能鉄と貯蔵鉄に分けられます。
約60%が機能鉄で、赤血球のヘモグロビンにヘム鉄として取り込まれ、全身に酵素を運んでいます。
貯蔵鉄は、肝臓や脾臓にストックされ、血液中の鉄分が不足したときに使われます。
鉄不足になると、全身に酵素がいきわたりにくくなるので、酸欠状態になり、めまい、貧血、食欲不振などの状態に陥ってしまいます。
鉄は体内で再利用できますので、排泄される量は極めて微量です。
女性は月々の生理で出血するので、少し排泄量は多くなります。
鉄の吸収性は悪く、8%ぐらい。
腸内にはフェリチンという貯蔵鉄があり、それが鉄の吸収を調整しているため、必要以上に吸収されることもありません。
ただし、過剰摂取すると、肝臓に障害が生じる可能性があり、注意する必要があります。
【こんな人におススメ!】
□爪が白っぽい
爪に赤みがないということは、鉄が不足しているため、体の末端にまで酸素が行き届いていないということです。
□朝なかなか起きられない
酸素はエネルギーを燃やすために不可欠。
鉄が不足すると、酸素が全身の細胞にいきわたらないので、朝もなかなか起きられません。
□貧血である
血液中の赤血球を作る材料である鉄。
不足していると、それだけ機能が果たせなくなります。
□顔が青白い
鉄分が不足すると、脳と心臓に優先して酸素が届けられなくなるため、皮膚の血流は低下し、赤みがなくなってきます。
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